マエダシゲミチの日記

30歳 Webディレクター 東京なう

【書を使う】マンガでわかる行動経済学 いつも同じ店で食事をしてしまうのは?なぜギャンブラーは自信満々なのか? ポーポーポロダクション著

マンガでわかる行動経済学 いつも同じ店で食事をしてしまうのは?なぜギャンブラーは自信満々なのか? ポーポーポロダクション著

序章は、「行動経済学とは何か」「なぜ行動経済学を学ばなくてはならないのか」について書かれていました。
人の認知をゆがめるバイアスについて知ることで、それを経済活動に役立てることができるとのことです。

ひととおり読みましたが、本当に全部のページに付箋を貼ってしまいそうになるくらい、面白かったです。
その中でも、今後の仕事に役立ちそうな箇所、驚きが大きかった箇所、考えさせられた箇所について感想を書いていきます。

よろしくお願いします。

■通販は○色展開で売れ!

〇の部分に入るのは「5」。

家電などを売るときには、5色展開で売るのが正しいようです。

売れない色があってもよくて、消費者に選ばせるということが大切らしいですね。

商品の選択なら自分事にならないが、色の選択だったら自分事になるというイメージでしょうか。

「Aの要素」は共感してもらえないかもしれないが、みんなが理解できる「Bの要素」で共感してもらい自分事だと思ってもらうことで、最終的には「Aの要素」にも興味を持ってもらう。

文章でいうと、冒頭文で皆が知っている話題を出して共感してもらい、完読してもらうようなものなのかなと思いました。

 

■女性の顔があるとお金が集まる

ローン会社が、顧客にいろいろ案内を送る中で試行錯誤した結果、一番顕著に差が出たのが、男性社員の顔写真を女性社員のものに差し替えたときだったとのことです。

女性の顔写真を用いた場合は、利率が5%高くても申し込みたいという方がいたそうで、かなりの差だなと驚きました。

今までも女性のイラストの方が、いい印象を与えられるということは聞いていたのですが、ここまで数値でハッキリと差が出てくるとは・・・。

  • 安心感
  • 優しい印象
  • やわらかな印象

おそらく、このような印象を与えられるのでしょう。
今回はローン会社が例に挙げられていましたが、お客さまが不安をもって来店するようなお店や、はじめてのお客さまが多い業界では有効かもしれないなと思いました。

 

■市場規範と社会規範(お金で規範は解決できるのか?)

  • 市場規範…金銭的なつながりを基にした価値判断
  • 社会規範…社会的なつながりを基にした価値判断

この章は読んでいて、最近の炎上案件を思い出しました。

news.livedoor.com

これは「1回で100円分」という市場規範に基づいた報酬を用意したからだと、今は思います。

  • 時給100円すらないのか!
  • ほとんどただ働きじゃないか!

このような批判が青森市に寄せられたのは、100円分のポイントという金銭に近い報酬を用意したことにより、市場規範で判断されてしまったからかもしれません。

書籍に「インセンティブが低いと逆効果」だと書いてありましたが、本当にその状態です。

たとえば、「雪かきをしてくれた家の、おばあちゃんが感謝の言葉と一緒に渡してくれる100円の缶コーヒー」だったら社会規範で判断されるので、こんなことにはならなかっただろうなと思います。

今後、自分が誰かに報酬を用意することがあるかはわからないですけど、気に留めておきたいです。

 

■アンカリング効果(最初に提示された数字の影響を受ける)

アンカリング効果とは、最初に提示した価格や情報が消費者の購買判断に影響を与えること。

たとえば「普段は5万円ですけど、今だけ特別に2万円!」というと、最初の5万円という価格のせいで2万円が安く見える。

僕はこの章を読んでいて、テレビショッピングを思い出しました。

やはりテレビショッピングは、いろいろなノウハウがあるなとあらためて思います。
ジャパネットたかた創業者の高田さんの書籍はおもしろいと噂なので、近いうちに読んでみます。

 

フレーミング効果(数字は見せ方で判断基準が変わる)

フレーミング効果を簡単に説明すると、以下のAもBも同じことを言っているけど、「失敗って言葉を使わず、成功と言っているBの方が印象がいいよね」という話です。

 

A.100人中10人が失敗する手術
B.100人中90人が成功する手術

 

この話自体を取り上げたいのではなくて、フレーミングのトラップに引っかからないタイプの人がいるという話が、面白かったのでご紹介します。

フレーミングのトラップに引っかかりにくい人は、脳の恐怖や不安や嫌悪をつかさどる部分がよく動いているそうです。

つまり認知した情報を、不安を感じて恐れながらも感情をコントロールして処理できている人が、フレーミングのトラップに引っかかりにくいということでした。

「100人中10人が失敗する手術」と「100人中90人が成功する手術」。

先ほどは簡単に書きましたが、自分が当事者だとしたら、どちらかを選べと言われても、多分冷静に判断できないと思います。

実際に、物事を選択するのには恐さがともないますが、その時が来たら冷静に判断できたらいいなと思いました。

 

■デフォルトの効果(初期設定をオススメだと思ってしまう)

「選択肢が多すぎると、選択しないという選択肢を取るようになる」という話です。
他の章に出てくる「松竹梅の中から竹を選んでしまう心理」と一緒によく使われていると思います。

正直にいうと、僕はどれを選んでいいかわからないときは、初期設定やオススメを選んでしまうので、これは企業の戦略だったのか・・・と驚きました。

企業側の立場で考えると、プランなどを提示する場合には、初期設定やオススメを積極的に出して行く方がいいのだろうと思いました。

顧客が迷ったときに受け皿(初期設定やオススメ)となるものがないと、買わないという選択肢が生まれてしまうので、それを防ぐ意味でもやるべきだなと思いました。

 

最後に

全編を通じて、とてもわかりやすかったです。

文字数が多くなってしまったので割愛しましたが、オランダの宝くじの話がとても面白く、よくこんなの思いついたな!と思いました。

ギャンブラーの心理について書かれた4章も面白かったので、ぜひ読んでみてください。

オススメです。

 

 

【書を使う】人生の勝算 著:前田雄二

人生の勝算 著:前田雄二

■目次・概要

(目次)

  • プロローグー経営はストリートから始まった
  • 第1章:人は絆にお金を払う
  • 第2章:SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち
  • 第3章:外資系銀行でも求められたのは「思いやり」
  • 第4章:ニューヨーク奮闘記
  • 第5章:SHOWROOM起業
  • 第6章:SHOWROOMの未来
  • エピローグーコンパスは持っているかー

 

(概要)

SHOWROOM株式会社を立ち上げた前田雄二さんの自伝のような本でした。
第1章や第2章のビジネスモデルの話については、各メディアで紹介されていた内容で、だいたい知ってはいました。
しかし、本人が書いたものを読むと、どうしてこのビジネスに人生を賭けようと思うに至ったかのプロセスが書かれていて、とても面白かったです。

全体的におもしろかったのですが、とくによかったのは、会社員時代から立ち上げ当時の話が書かれていた、3~5章でした。

僕は前職、新規事業の立ち上げを担当して、うまくいかなかった経験をしているので、読んでいていろいろ思うところがありました。
今でも、あの時こうやっていればよかったなと考えるのですが、今回この書籍を読んだことで、その解答が自分の中で出たのかなと思います。

以下は、面白かった点を抜粋しつつ、感想を書いていきます。
よろしくお願いします。

 

■SHOWROOMについて
SHOWROOMはアーティストやアイドル、タレント等の配信が無料で視聴でき、さらに誰でもすぐに生配信が可能な、双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間のこと。

 

■コミュニティーが形成される5つエッセンスについて

下記の5つの要素が、合わさると強固なコミュニティーが形成されるとのこと。

  1. 余白があること
  2. クローズドの空間で常連客ができること
  3. 仮想敵を作ること
  4. 秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
  5. 共通目的やベクトルをもつこと

これらの5つの要素について、筆者のストリートミュージシャンとしての経験や、スナックのビジネスモデルを用いて説明されていました。

僕がこの5つのエッセンスの章を読んで、真っ先に思ったのは「ニコニコ動画って惜しかったんだなぁ」です。

僕は、あまりコメントする方ではなかったのですが、ニコニコ動画のおもしろいコメントを書いて動画を盛り上げようという雰囲気が好きでした。

ゲーム実況動画とかでは、お決まりのネタができて「常連客」が生まれたり、いわゆる「共通言語」ができるんですね。
これはこの書籍では「ファンを中の人化する」「共犯者を増やす」みたいな言葉で説明されていました。

その他にも「荒さ」、この本では「余白」と書かれている部分もニコニコ動画の魅力でした。
初音ミクが流行りだしたときは、とくにそれを感じてました。

当時の状況を一言でいうとカオス。

皆がこぞって曲を上げるのですが、正にいろんな角度からいろんな球がとんでくる状態でした。

「なんじゃ!?この曲は!」と思わず笑ってしまうような曲も多かったです。

今の方が絶対にレベルが高いことはわかっているのですが、2008年~2011年のあたりは、熱量というか、勢いがありました。

こんな感じでニコニコ動画は、1から4の要素は満たしていたのですが、ただ唯一「5.共通目的やベクトルをもつこと」だけがなかったのかなと思います。

SHOWROOMのギフティング(投げ銭みたいなもの)は「応援しているアイドルが有名になる」「飯のタネになって」のような明確なベネフィットがある。

基本的に匿名で活動するニコニコ動画は、それがないわけではないが、応援する意義をSHOWROOMほど感じられないのでしょう。

当時ニコニコ動画に、noteのような投げ銭システムがあったらどうなってたかなというのは時々考えるのですが、多分うまくいかなかっただろうなと思います。

ここまで考えて「SHOWROOMすげぇえええ」となりました。

最近見始めて、今はまだそこまで応援したい対象がいないのですが、見つかったら「前向きな課金」をしてしまいそうです。

 

■「仕事を覚えるよりも人に好かれる人間になれ!」

筆者が外資投資銀行で働いているときに、すべての面で圧倒された上司から言われた言葉だそうです。

全編通じて1番驚きましたし、こころに残りました。

同じ本を読んだ方に「そこが1番!?」といわれないか心配ですが・・・。

少し失礼ですが、僕は「外資系」や「投資銀行」に対して、数字で物事を判断するイメージを持っていました。

だからこそ、外資投資銀行でトップの人が「人に好かれること」を一番大事にしていることが印象に残りました。

 

人に好かれるためには人を好きにならないといけない。

こちらも印象に残りました。

人に好きになってもらうためには、まず自分が相手を好きにならなくてはならない。
当たり前ですが、自分はそれができているかを考えました。

自分は基本的には人が好きなので、問題ないと思うのですが、どんな時もそれを意識できるかというとわかりません。

「自分と関わりが薄い人にも」優しくできるか、「どんなときにも」実行できるか、これに関しては今後意識していきたいです。

 

■モチベーションはどんな仕事術にも勝る

自分が前職で、ものづくり企業を支援するWeb系の事業を立ち上げて失敗しています。

うまくいかなかった当時は、方法がわからず失敗したと思っていました。

ただこの本を読んで考えると、胆力というか、やる気の問題が原因だと考えなおしました。

もっといえば、モチベーションのすり合わせやビジョンの共有ができていなかったと思います。

本文中に「やる気」はすべてを超越する、という言葉がありました。

当時の自分も、頑張っていなかったわけではないと思います。

しかし、もっとモチベーションがあれば、もっとがむしゃらにいろいろな方法を試して正解にたどり着けたかもしれないと考えなおしました。

そのために、サービスの存在意義や、どういう風に成長させたいかをもっと話し合うべきだったと思います。

同じ過ちを繰り返さないように、自分は何のためにこの仕事をしているのか、自分はどうなりたいのかを常に考えるようにしたいです。

 

■最後に

おそらく各人にとっておもしろいと思う場所が違う本だと思います。

  • 決めていることの強さという話
  • 経験が足りない部分はストックではなくフローでカバーするという話

これらに関してもとてもおもしろかったので、ぜひとも読んでみてください。
「SHOWROOMのビジネスモデルの話」「筆者の社会人時代の話」「SHOWROOM立ち上げ秘話」いずれもおもしろいのでオススメです。

 

人生の勝算 (NewsPicks Book)

人生の勝算 (NewsPicks Book)

 

 

【お笑い】キングオブコント2017年感想 個人的な優勝はさらば青春の光

キングオブコント2017年感想!1本目はぶっちぎりで「さらば青春の光

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毎回やっているので。

一回しかみてないので、細かいセリフはわかりませんが、メモを見ながら書いていきます。

 

今年も面白かったですね。

優勝したかまいたちは、まさに優勝にふさわしい出来だったと思います。

それでは個々の点数共に、思ったことをつらつらと。

タイトルは適当につけていて、ネタバレもしまくっています。

 

1本目

1.テレフォンオペレーター 434点 わらふぢなるお 僕は83点

面白かったけど、結果的には印象に残らなかった。

「めちゃくちゃしてやろう」というセリフの割には想定の範囲内のめちゃくちゃだったなぁと思った。

シチュエーションが電話だからこそのボケ、聴覚しかつながってない状況ならではのボケが欲しかった。

具体的に言うと、途中に出てきたヘッドホンを縦にしたようなボケが欲しい。

あれが、全体を通してこれが一番面白かったでし、「電話の向こうの相手に自分の行動が伝わらないイライラ」というあるあるが見てる側も共感できるので効果的だった気がします。

最後のオチはよかったですね。

小道具を持ち込めるコントならではだと思いました。

 

2.エレベーター 452点 ジャングルポケット 僕は90点

去年の1本目(トイレ)を今年の1本目(エレベーター)は越えてこなかったなと思いました。

去年>今年。

去年はトイレに固定、今年はエレベーターのドアを開けられてしまう。

両方とも、斎藤さんはその場から動きたくても動けない人でしたね。

今年と去年の違いは中盤以降の展開だったと思います。

トイレの方は、トイレでサプライズパーティーをするという意表を突く場面転換がありました。

それに対してエレベーターは、「兄妹」「男同士」というワードの強さで展開していくものでした。

ワードの後に今まで上に行きたがっていた斎藤さんが行きたがらないという逆転現象は面白かったですが、「結婚」→「兄妹or姉弟」→「男同士」っていうのが順当なだったかも・・・。

相変わらず面白かったですし、上位5位に入るには申し分ないネタだったと思います。

 

3.告白の練習 464点 かまいたち 僕は88点

1本目はこれヤバイかな・・・落ちたかな・・・と思いながら見ていましたが最後の1-2分面白すぎましたね。

スタンガンで悲鳴が起きた点についてですが、2回目には笑いが起きているので、こういうのは使い方次第だなと思いました。

女性が客席にいることの賛否はありますが、去年のマジックのネタも一発目では悲鳴が起きてどうなることかと思ったけど突破しているんですよね。

やっぱり、これが上手さなんでしょうね。

 

4.海でナンパ 452点 アンガールズ 僕は80点

普通に落ちたと思った。

今日が初めてなら笑うと思うのだが、普通のアンガールズだと思った。

2本目は面白かったが・・・。

確かにエンタで見ていたころよりは、田中の気持ち悪さをプラスしていて進化していると思う。

ただなぁ・・・以外に言葉が出てこない。

 

5.卒業式 421点 パーパー 僕は80点

結構見ててツラかった。

普段面白いのを知っているだけに。

野球部のやつとか募金のやつとかを選べばよかった・・・のだろうか。

正直セリフの間違いがなくても、厳しかった。

多分準決勝の客層ならドッカンドッカン沸いたと思うが、やっぱりライト層かつ女性がほとんどの観覧席だと「キスさせろ」のくだりはスベるわな、という印象。

個人的に星野ディスコ(男の方ね)が可哀そうな目にあっていればいるほど、開き直った瞬間に面白いと思っているので、今回のネタはその成分が足りなかった気がする。

 

6.居酒屋 455点 さらば青春の光 僕は96点

ぶっちぎりで面白かった。

正直、終わった瞬間優勝したかと思った。

すごくなかった!?これ!

「オープンしたての店の店員が注文を間違える」「他人が注文しているものが食べたくなる」この2つのあるあるを重ねてネタに落とし込んでるんですよ!

ウザイ店員、居酒屋、どちらも散々こすられてるのに、想像をはるかに超えてきてちょっとびっくりしました。

天才的だと思いましたが、後半「森田の机から取っていく」くだりを2回やったのは冗長な気がしました。

だからなんだという出来。

正直、審査員には95点に届かなかった理由を言ってほしかったです。

 

7.アイドル縄跳び 466点 にゃんこスター 僕は87点

なるほど・・・こういう経緯があったんですね。

みんなこのネタを見ていろいろなネタに似てると感想を書いていましたが、僕は天竺鼠の寿司を思い出しました。

笑いどころは天竺鼠はボケ:ツッコミ=9:1で、ニャンコスターはボケ:ツッコミ=1:9みたいな感じでしたが、基本的には音楽に合わせて動くボケに合わせてツッコミ役がツッコミを入れる感じ。

って考えると寿司は超えてこないんですよね・・・最後のオチには驚かされましたが。


8.怖い同僚 432点 アキナ 僕は84点

今回の大会で、日常でいない範囲の変な人を演じたのは、かまいたち、アキナ、ゾフィーでした。

しかし、その中でアキナが一番物足りなく感じました。

変な人エピソードがどれも直接的過ぎてピンと来なくて、入り込めませんでした。

「告白のシュミレーション中に見つかるシュミレーションをしてるやつ」

「母親を飯と呼ぶやつ」

これらとくらべると小粒というか露骨というか・・・なんだろう・・・深みがない?

「こんな同僚がいたら怖い!」という大喜利をオムニバス版で見せられてた感じだろうか・・・

こういう同じ感じを暗転を挟みながらやったやつってあったかな?と考えたら、モンスターエンジンのミスターメタリックのネタを思い出しました。

あれは、暗転するごとにどんどん話が進んでいったから点数が高かったんだろうなぁと思います。

並列でつなげてて、最後にまとめというパターンはM-1で南キャンがドン滑りした時も言われていたなと、いろいろ思い出しました。

確かにアキナの前身であるソーセージのころからブラックなネタが多かったので、漫才は明るく、コントはこんな感じと決めているのかもしれませんね。

かもめんたるがブラックなネタで天下を取っているので、アキナも不可能ではないと思いますが、あのレベルのワードの強さと台本のパワーがないとC調なネタにかっさらわれちゃうよなとも思います。

 

9.おじさんおばさんの幼馴染 419点 GAG少年楽団 僕は86点

普段のGAGはもっと面白いんだよぉぉぉと思いながら見てました。

敗因は2つ「福井の独特なツッコミが受け入れられなかった」「シチュエーションがありえなくて受け入れられなかった」

わかりやすーい。

元々「やくざ+中3+浮気してやくざから中3に乗り換える女」みたいなあり得ないシチュエーションを得意にしているイメージがあります。

だから、「あり得ないシチュエーションだけど面白くて勢いがあるから許せちゃう」の状態を目指したらよかったかも。

ただ、それでは福井ツッコミの問題が残るので、1本目は結婚披露宴ネタのようなシチュエーションは普通でGAG色が出ているコント、2本目は幼馴染のネタのような構成にしたらよかったかもしれない。

多分、自分たちが何者かを提示できている準決勝では死ぬほどウケたんだろうと思います。

本当に残念。

少なくとも今日GAGを知った人はつまんない人たちだと思うんだろうなと考えると悔しい。

 

10.母親が出ていった 422点 ゾフィー 僕は92点

腹抱えて笑ったけど、審査員とのギャップに驚いた。

順番のせいにしないでほしいなぁと思った。

去年のキングオブコントは1個のボケを引っ張るネタが多かったけど、今年はさらばの居酒屋とジャンポケの2本目くらいだったかもしれない。

確かにさらばの「居酒屋で注文のためにオーダーミスに見せかける店員」に比べて「母親=飯の息子」というのは安直。

でも、あらゆる角度から掘ってたし、父親がどん兵衛(?)食ってた下りも変化があって面白かったし、「母さんがいないのお前のせいかもな」っていう終わり方も好きだったので、残念。

ここまで書いて、確かに10番目という順番が足を引っ張っている気がしてきた。

審査員正しい・・・。

展開が目まぐるしく変わるコントが多かっただけに、展開がないこのコントは刺さらなかったかもしれない。

ゾフィーYOUTUBE漁れば面白いコントがめちゃくちゃ出てくるので、見てほしい。

 

【最終決戦 随時更新】
478点 かまいたち
467点 さらば青春の光
462点 にゃんこスター
458点 ジャングルポケット
452点 アンガールズ