【お笑い】キングオブコント2017年感想 個人的な優勝はさらば青春の光
キングオブコント2017年感想!1本目はぶっちぎりで「さらば青春の光」
毎回やっているので。
一回しかみてないので、細かいセリフはわかりませんが、メモを見ながら書いていきます。
今年も面白かったですね。
優勝したかまいたちは、まさに優勝にふさわしい出来だったと思います。
それでは個々の点数共に、思ったことをつらつらと。
タイトルは適当につけていて、ネタバレもしまくっています。
1本目
1.テレフォンオペレーター 434点 わらふぢなるお 僕は83点
面白かったけど、結果的には印象に残らなかった。
「めちゃくちゃしてやろう」というセリフの割には想定の範囲内のめちゃくちゃだったなぁと思った。
シチュエーションが電話だからこそのボケ、聴覚しかつながってない状況ならではのボケが欲しかった。
具体的に言うと、途中に出てきたヘッドホンを縦にしたようなボケが欲しい。
あれが、全体を通してこれが一番面白かったでし、「電話の向こうの相手に自分の行動が伝わらないイライラ」というあるあるが見てる側も共感できるので効果的だった気がします。
最後のオチはよかったですね。
小道具を持ち込めるコントならではだと思いました。
2.エレベーター 452点 ジャングルポケット 僕は90点
去年の1本目(トイレ)を今年の1本目(エレベーター)は越えてこなかったなと思いました。
去年>今年。
去年はトイレに固定、今年はエレベーターのドアを開けられてしまう。
両方とも、斎藤さんはその場から動きたくても動けない人でしたね。
今年と去年の違いは中盤以降の展開だったと思います。
トイレの方は、トイレでサプライズパーティーをするという意表を突く場面転換がありました。
それに対してエレベーターは、「兄妹」「男同士」というワードの強さで展開していくものでした。
ワードの後に今まで上に行きたがっていた斎藤さんが行きたがらないという逆転現象は面白かったですが、「結婚」→「兄妹or姉弟」→「男同士」っていうのが順当なだったかも・・・。
相変わらず面白かったですし、上位5位に入るには申し分ないネタだったと思います。
3.告白の練習 464点 かまいたち 僕は88点
1本目はこれヤバイかな・・・落ちたかな・・・と思いながら見ていましたが最後の1-2分面白すぎましたね。
スタンガンで悲鳴が起きた点についてですが、2回目には笑いが起きているので、こういうのは使い方次第だなと思いました。
女性が客席にいることの賛否はありますが、去年のマジックのネタも一発目では悲鳴が起きてどうなることかと思ったけど突破しているんですよね。
やっぱり、これが上手さなんでしょうね。
4.海でナンパ 452点 アンガールズ 僕は80点
普通に落ちたと思った。
今日が初めてなら笑うと思うのだが、普通のアンガールズだと思った。
2本目は面白かったが・・・。
確かにエンタで見ていたころよりは、田中の気持ち悪さをプラスしていて進化していると思う。
ただなぁ・・・以外に言葉が出てこない。
5.卒業式 421点 パーパー 僕は80点
結構見ててツラかった。
普段面白いのを知っているだけに。
野球部のやつとか募金のやつとかを選べばよかった・・・のだろうか。
正直セリフの間違いがなくても、厳しかった。
多分準決勝の客層ならドッカンドッカン沸いたと思うが、やっぱりライト層かつ女性がほとんどの観覧席だと「キスさせろ」のくだりはスベるわな、という印象。
個人的に星野ディスコ(男の方ね)が可哀そうな目にあっていればいるほど、開き直った瞬間に面白いと思っているので、今回のネタはその成分が足りなかった気がする。
6.居酒屋 455点 さらば青春の光 僕は96点
ぶっちぎりで面白かった。
正直、終わった瞬間優勝したかと思った。
すごくなかった!?これ!
「オープンしたての店の店員が注文を間違える」「他人が注文しているものが食べたくなる」この2つのあるあるを重ねてネタに落とし込んでるんですよ!
ウザイ店員、居酒屋、どちらも散々こすられてるのに、想像をはるかに超えてきてちょっとびっくりしました。
天才的だと思いましたが、後半「森田の机から取っていく」くだりを2回やったのは冗長な気がしました。
だからなんだという出来。
正直、審査員には95点に届かなかった理由を言ってほしかったです。
7.アイドル縄跳び 466点 にゃんこスター 僕は87点
キングオブコント。にゃんこスターの縄跳びネタ。アンゴラ村長の元コンビ、暇アフタヌーンのときからやってたやつなんだけど、元相方まついあきのキレのあるツッコミを頭の中で久々に思い出して私は最後泣きそうになったよ。まついあき、もっと評価されるべき芸人だったよなー。
— エス (@ra1_rai) 2017年10月1日
なるほど・・・こういう経緯があったんですね。
みんなこのネタを見ていろいろなネタに似てると感想を書いていましたが、僕は天竺鼠の寿司を思い出しました。
笑いどころは天竺鼠はボケ:ツッコミ=9:1で、ニャンコスターはボケ:ツッコミ=1:9みたいな感じでしたが、基本的には音楽に合わせて動くボケに合わせてツッコミ役がツッコミを入れる感じ。
って考えると寿司は超えてこないんですよね・・・最後のオチには驚かされましたが。
8.怖い同僚 432点 アキナ 僕は84点
今回の大会で、日常でいない範囲の変な人を演じたのは、かまいたち、アキナ、ゾフィーでした。
しかし、その中でアキナが一番物足りなく感じました。
変な人エピソードがどれも直接的過ぎてピンと来なくて、入り込めませんでした。
「告白のシュミレーション中に見つかるシュミレーションをしてるやつ」
「母親を飯と呼ぶやつ」
これらとくらべると小粒というか露骨というか・・・なんだろう・・・深みがない?
「こんな同僚がいたら怖い!」という大喜利をオムニバス版で見せられてた感じだろうか・・・
こういう同じ感じを暗転を挟みながらやったやつってあったかな?と考えたら、モンスターエンジンのミスターメタリックのネタを思い出しました。
あれは、暗転するごとにどんどん話が進んでいったから点数が高かったんだろうなぁと思います。
並列でつなげてて、最後にまとめというパターンはM-1で南キャンがドン滑りした時も言われていたなと、いろいろ思い出しました。
確かにアキナの前身であるソーセージのころからブラックなネタが多かったので、漫才は明るく、コントはこんな感じと決めているのかもしれませんね。
かもめんたるがブラックなネタで天下を取っているので、アキナも不可能ではないと思いますが、あのレベルのワードの強さと台本のパワーがないとC調なネタにかっさらわれちゃうよなとも思います。
9.おじさんおばさんの幼馴染 419点 GAG少年楽団 僕は86点
— だーま@はてなブログ (@dharmapoke) 2017年10月1日
普段のGAGはもっと面白いんだよぉぉぉと思いながら見てました。
敗因は2つ「福井の独特なツッコミが受け入れられなかった」「シチュエーションがありえなくて受け入れられなかった」
わかりやすーい。
元々「やくざ+中3+浮気してやくざから中3に乗り換える女」みたいなあり得ないシチュエーションを得意にしているイメージがあります。
だから、「あり得ないシチュエーションだけど面白くて勢いがあるから許せちゃう」の状態を目指したらよかったかも。
ただ、それでは福井ツッコミの問題が残るので、1本目は結婚披露宴ネタのようなシチュエーションは普通でGAG色が出ているコント、2本目は幼馴染のネタのような構成にしたらよかったかもしれない。
多分、自分たちが何者かを提示できている準決勝では死ぬほどウケたんだろうと思います。
本当に残念。
少なくとも今日GAGを知った人はつまんない人たちだと思うんだろうなと考えると悔しい。
10.母親が出ていった 422点 ゾフィー 僕は92点
腹抱えて笑ったけど、審査員とのギャップに驚いた。
順番のせいにしないでほしいなぁと思った。
去年のキングオブコントは1個のボケを引っ張るネタが多かったけど、今年はさらばの居酒屋とジャンポケの2本目くらいだったかもしれない。
確かにさらばの「居酒屋で注文のためにオーダーミスに見せかける店員」に比べて「母親=飯の息子」というのは安直。
でも、あらゆる角度から掘ってたし、父親がどん兵衛(?)食ってた下りも変化があって面白かったし、「母さんがいないのお前のせいかもな」っていう終わり方も好きだったので、残念。
ここまで書いて、確かに10番目という順番が足を引っ張っている気がしてきた。
審査員正しい・・・。
展開が目まぐるしく変わるコントが多かっただけに、展開がないこのコントは刺さらなかったかもしれない。
ゾフィーはYOUTUBE漁れば面白いコントがめちゃくちゃ出てくるので、見てほしい。
【最終決戦 随時更新】
478点 かまいたち
467点 さらば青春の光
462点 にゃんこスター
458点 ジャングルポケット
452点 アンガールズ