飲み会がつまらない会社は辞めた方がいい
飲み会がつまらない会社は辞めた方がいい
こんにちは、マエダシゲミチa.k.aだーまです。
今回は、「飲み会がつまらない会社は辞めた方がいい」という話をします。
もちろん「飲み会がつまらない+α」があった場合ですが。
さらに考察して「飲み会がつまらないとはどういう状態か、なぜ起こりうるのか」ということについても書いています。
これは3社経験した上での結論なので、一般論ではありませんのでご注意ください。
ちなみに僕は会社の飲み会自体は賛成派。
ケータリング頼んで、立食形式でダラダラ他部所の人と喋るのは大好きです。
普段会社で話せない話をして仲良くなって、業務もやりやすくなりますし。
ただ、3社経験して、あまりに飲み会の立ち位置や頻度や空気が違うことに戸惑いました。
それらの経験をもとにいろいろ書いていきます。
会社の飲み会がつまらないという不治の病
さて、よく聞く「会社の飲み会がつまらない」という話。
実は、これだけだと問題はありません。
なぜなら行かなきゃいいだけの話だからです。
問題はそれが強制参加であること。
出たー。
これですよ。
赤デカ字で書いてしまうくらい問題。
たとえ飲み会が3か月に1回のことであろうが、イヤなことはイヤ。
歓送迎会はいいんだけど、3か月毎にとりあえずやったりするじゃないですか。
楽しければいいけど、つまんないのに強制って・・・。
自由の無さ=諸悪の根源。
子供に比べて大人のいいところは、ほとんどの嫌なことを避けられることです。
嫌いな野菜は食べなくていいし、休日に眠ければ家で寝ていればいい。
野菜不足で体調を悪くしようが、寝て過ごしたせいで何もせずに休日が終わろうが、個人の自由である。
そんな大人という特権階級になってから、やりたくないことをやらされるのは過剰なストレスなんですよね。
…とまぁ、大げさすぎるほど大げさを書きましたが、頻発しなければ業務の一部として割り切れる範囲だとは思います。
ただ、強制参加ではなくて出席しなくていい場合でも、
飲み会に参加しないことで不利益が生じる場合が一番ヤバイ。
一見、なんも問題ないですよーみたいなふりして、参加しないことで説教される。
あかんでしょ、これ。
だから、
- 会社の飲み会がつまらない
- つまらない飲み会の参加を強要される
- 飲み会の不参加が評価にかかわったり、仕事で明らかに不都合が生じる
これら3つの条件が重なった場合は、素直に会社を辞めた方がいいと思う。
なぜなら、「環境は変えられない」から。
砂漠に水が無いのを変えられないのと同じように、つまらない会社の飲み会は5年経っても10年経ってもつまらない。
環境は変えられないに付け加えて言えば、「そんな会社で摩耗するのは意味がない」。
おそらく、この3つの条件が重なり、それに不満を持っている状態のとき、他の不満もめちゃくちゃ生じていると思います。
なので、さすがに辞めることをオススメする。
ここまでが僕の結論。
つまらない×強制 までなら業務として割り切れるが、参加しないと不利益が生じる場合は手の施しようがない。
多分、この記事にたどり着いた方は飲み会に不満がある方が大半だと思う。
皆さんが楽しい飲み会に変えていければいいと思うが、土台そんなことは無理。
よく会社の不満を書いたブログに、そんなに言うなら変えたらいいじゃん!的なコメントがついてるのを見ると、「ジャンヌダルクじゃあるねーし、革命起こせねーよ」としか思わない。
ついでに、なぜ面白い飲み会とつまらない飲み会があるのかを考えた結果も書いていきます。
なぜ面白い飲み会とつまらない飲み会があるのか
主観がかかわるといってはいるが、僕は「1.会社の飲み会がつまらない」というのは、会社の文化のせいだと思っている。
というのは、今まで3社経験してそのあまりの違いにビックリしたからである。
- caseN:人数 年齢分布 頻度 金銭 楽しさ
- case1:50人規模 20~45歳 1か月に1回 会社負担 つまらない
- case2:20人規模 25~60歳 2か月に1回 自己負担 面白い
- case3:10人規模 25~45歳 1か月に1回 会社負担 面白い
case2,3を経験してわかった。
case1のつまらなさの原因は話題。
頻度や年齢分布、自己負担か否かは関係ない(もちろん会社が払ってくれたらうれしいが)
基本的につまらない飲み会は、つまらない話題のせい。
友人と飲む場合と同僚と飲む場合で楽しさに差が出るのもコレが原因。
case1の会社での話題は「どこの女と遊んだ」とか「合コンがどうこう」とか。
ほんっっっっっっっっっとうにどうでもよかった。
つまらない「後輩いじり」とか、楽しんでるやつは猿山のサルとしか思えなかったですね。
結構若い人が集まっている会社にも関わらず、世間で言われるイヤな飲み会を煮詰めたような状態。
若者が会社の飲み会を嫌う理由。面白い意見を聞いたのでメモ。
— 遠野九重 (@Six315) November 17, 2017
・昔は「(人間的に)面白い上司」が飲みに連れて行ってくれた
・いまの「上司」は面白い上司に楽しませてもらった、受動的な世代
・そんな「上司」にとって飲み会は「楽しませてもらうもの」
・だから部下は楽しくないし、行きたくない
たしかに、マネージャー層は面白い人が多かったが、その下の世代が壊滅的につまらなかった。
なんでつまらない話題を話してしまうのか。
多分、以下の3つが原因なのだと思う。
- インプットがないからそもそも面白い話題がない
- 同僚同士の人間関係が構築できていないから面白い話題があっても話さない
- 仕事に情熱がないから共通の話題である仕事関連のことを話してもつまらない
まず、飲み会で「つまらない人」の特徴としてあげられるのは、同じ話を何回もすること。
case3の会社では、最近読んだ本の話だとか、最近始めた趣味の話だとか「最近の○○」が話題に上がることが多かったと思う。
Web関連の会社だったからかな・・・。
同じ子供の話をするのでも、試行錯誤の過程を話してくれると面白いんだよね。
さらにいえば、飲み会がつまらなかったcase1の会社では、熱量を持って趣味を楽しんでるような人があまりいなかった・・・気がする。
労働時間の長さが原因かもしれないし、それを話すだけの人間関係ができてなかったのも原因かな?とも思う。
「それを話すだけの人間関係」がなかった弊害についてエピソードを話すと、中堅社員が後輩の「趣味をけなしていた」ことがあったのだが、これは本当にドン引きした。
僕が被害にあったわけではないが、他人の趣味にケチをつける行為以上にアホらしいことはないと考えているので、これ以降の飲み会はできるだけ避けるようにした。
そんなことがあれば、case1の会社で話題が桂剥き大根のようにペラッペラになるのは当たり前である。
「一発芸を強要されたり、イッキ飲みがなくならない理由」と「つまらない話題が選ばれる理由」は同じ。
全体が楽しめる浅い話題として選ばれているだけ。
飲み会の日には、みんな憂鬱な気持ちでダルイ雰囲気が流れて参加率が低かったのはcase1の会社のみ。
他人の多様性を受け入れる気がない → 会話がつまらない → 飲み会がつまらない の即死コンボはあまりに強力すぎて、会社をゆっくりと殺す。
僕が辞めるまでに20代後半の社員が立て続けに辞めていったが、ここらへんが原因なのではないかと思う。
最後に「仕事関連のことを話しても楽しい場合と楽しくない場合がある」について、これはcase2の会社でわかったことだが、仕事に情熱がある人が仕事の話をすると退屈じゃないのだ。
仕事が楽しいと思っている人は、携わっている仕事の楽しさや醍醐味について語るのに比べて、仕事がつまらないと考えている人からは愚痴を聞く羽目になる。
この差は大きい。
よく聞く例である「仕事の武勇伝を延々と語るケース」はジャッジが難しい。
万が一の割合で、仕事のレクチャーをしてくれている可能性はあるし、その場合はこちらから見ても学びがある。
だが、承認欲求が透けてみえたり、再現性がなかったりするとこちらは相槌マシーンになるしかない。
「そうですね。」「すごいっすね。」「へー。」「ほー。」と口では言いつつ、頭の中ではポケモンのパーティー構築を練っている状態になる。
結構このケースは失敗談を語ってもらうと面白かったりするのでオススメ。
「○○さんって隙がないような気がするんですけど、今まで失敗したことってあるんですか!?!?」
みたいに聞くと、その先輩の1年目の失敗談とかが聞けて人間味があるようにみえてくるから不思議なものである。
最後に
さんざん辞めた方がいいと書いたが、辞めない方がいいに決まっている。
ただ、会社によって飲み会も福利厚生もまったく違うというのは覚えておいてもいいかと思う。
次の会社では楽しい飲み会が出来ればいいなぁ・・・。
話は変わるが、イラストやさんの「飲み会 苦手」画像のバリエーションが凄すぎて笑いました。
それではまた。
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