【インプット重視】新卒の面接で重視すべきは「ガクチカ」よりも「志望動機」で差をつけろ!
新卒の面接で重視すべきは「ガクチカ」よりも、「志望動機」
こんにちは。
マエダシゲミチa.k.aだーまと申します。
ざっくり自己紹介すると、30歳のポケモントレーナー、好きなポケモンはユキノオーとライチュウ。
一応仕事の話をすると、東京のWeb系の会社勤務予定、専門はコンテンツ制作です。
転職経験は2回(今3回目の転職活動中)。
業界特化型のIT企業→新規メディアの立ち上げ→制作会社でコンテンツ制作といろいろなことにチャレンジしてきましたが、転職活動自体は2回とも1社受けて1社内定をもらうような簡単なものでした。
それに引き換え、新卒で就職する時には死ぬほど苦労しました。
東日本大震災が起きたタイミングでの就職活動で大変だったことを差し引いても、本当に情けない結果でした。
だからこそ、内定が出た喜びはいまだに忘れませんし、卒業単位が足りない夢を見ます。。。
もう30なのに、単位が足りない夢をみるなんて悲しすぎるでしょ?
こんな大人にならないでくださいね。
さて、なぜ新卒の時は本当に上手くいかず、逆に転職の時に全く苦労せずにすんだのか?
考えた結果、ある結論にたどり着きました。
それは・・・
ただただ、インプットが足りなかった!!
これだけです。
今回は、就活生は面接においてアウトプットで差をつけようとするが、実はインプットで差をつけたほうがいいという話をします。
それではよろしくお願いします。
インプットとは?アウトプットとは?
まず、アウトプットの定義ですが、要するに面接対策における「話し方」や「伝え方」や「見せ方」、Howの部分だと思ってください。
逆にインプットは「伝える内容」のWhatの部分です。
就活に関する記事を見ると、どう上手く話すか、どう目立つかばかり書いてあります。
- こんな口癖は落とされる!
- こんな質問した方がいい!
みたいなバカバカしい情報が出回りますが、これはあくまで減点方式の足切りを目的とした面接を通過する方法です。
内定を得るための本質ではありません。
(とはいえ、こういうのには目を通しておいた方がいい。)
こんなやつは面接に落ちる!内定が取れない人の特徴 - NAVER まとめ
皆さんの友人や先輩にもいませんか?
「1次面接や書類選考は通過するけど、内定まではたどり着けない」って人。
これは完全に負けパターンに、はまってます。
- Aさん.1次面接、2次面接を通過し、3次面接で落とされた。
- Bさん.1次面接で落とされた。
AさんとBさん、どちらがいいかとは一概に言えませんが、僕はBさんの方がいいと思っています。
Aさんは経験値こそ貯まれど、内定を得たわけではありません。
テストで中間点をもらうのとは違って内定は出るか出ないか、1か0かの世界です。
Bのパターンはむしろ、早めに結果が出てよかった、時間を浪費せずにすんでラッキーと思うべきです。
とはいえ、あまりに1次面接で落とされ続ける場合は、アウトプットの仕方などに問題がある可能性があるので模擬面接を受けて客観的な意見をもらいましょう。
そもそも、面接の目的は企業側からするとマッチする学生を探すことであり、学生側はマッチする学生だと示すことです。
企業側は、マッチする学生を探すために、減点審査で足切りをし、加点になる要素をもった人をピックアップする作業を行います。
それに対して学生側は、減点審査で足切りをされないようにアウトプットの練習をし、加点になる要素を見せるためにインプットをします。
当然ですが。
- 減点審査で足切り(アウトプット重視)(1次試験、2次試験)
- 加点になる要素をもった人をピックアップ(インプットした内容重視)(それ以降)
アウトプットの強化は、あくまで減点方式の足切りを目的とした面接を通過する方法でしかないのです。
今年30歳の僕も、新卒の時にはかなり踊らされてしまったので、本当に恥ずかしいのですが・・・。
せめて同じ業界を続けて受ければインプットした内容が蓄積されていったのですが、残念ながら業界を絞らず受けていたので、数をこなしても蓄積されるのはアウトプットの技術のみ。
どうしても2次面接以降が受からない状態が続きましたが、あとちょっとだと勘違いして、このまま頑張ればいいんだと錯覚していました。
本当に愚かでもったいない・・・。
僕が志望動機 >>>>> ガクチカだと思う理由
面接の質問の鉄板といえば「志望動機」と「学生時代力を入れたこと」です。
ちなみに「志望動機」の方がインプットした内容を反映しやすく、他の学生と差がつけやすいポイントです。
先に言っておくと、僕は「学生時代力を入れたこと」いわゆる「ガクチカ」は本当にどうでもいいと思っています。
なぜなら、みんな盛るから。
さらにいえば、人事が学生時代に頑張ったことに優劣がつけるなんてできない、してはいけないと思っているから。
僕が面接官ならば「スプラトゥーンの大会で上位入賞」するのも「バイトリーダーとして売り上げアップに貢献した」も評価は同じです。
どうしても書きたいから書きますが、バイトが数値的な決定的な差が出るくらいまで貢献できるかというと疑問に感じてしまいます。(私が売り上げを〇〇%アップさせました!的なやつ)
面接前に自分のエピソードが客観的に見て嘘っぽくないか、盛りすぎてヤマンバギャルになっていないか一度考えてみたほうがいいです。
また、よく「大学での勉学が評価されないのはおかしい」という意見もありますが、僕もこれに賛成です。
ただ、勉学の話を理解してくれないでつまらなそうな顔をして聞くような会社であれば、その地点でおさらばできてよかったではありませんか。
切り替えていきましょう。
「ガクチカ」に対する罵倒はこれくらいにして、「志望動機」の方が他の学生と差がつけやすい理由について書いていきますね。
「志望動機」について、多くの学生が似た内容になってしまうのはインプットが足りないからです。
就活以外の例を用いて解説しましょう。
自己紹介や志望動機の組み立ては、デートプランを作ることに近いと僕は思っています。
例えば映画を見に行くとして、まずは相手から情報を引き出しますよね?
- コメディーが好きかアクションが好きか。
- 今まで見た映画で好きなものはどんな映画か。
- 実写版に対して殺意が沸くタイプなのか。
まずは、これら情報をもとに何となくこういう映画が好きなんだろうなという絞り込みをします。
次は上映中の映画から、一つ条件に合った映画を選びます。
そして最後に、自分もその映画を見たいかを考えます。
つまり、先に相手のことを研究して、世間の情報と照らし合わせて、最後に自分と照らし合わせる。
この時、相手の情報のインプットをすればするほど、そのあとの精度があがることは何となく想像つくでしょう。
時々いる「インプットなんていらない!素の自分を出せば面接に受かる!」と言う人には「自分が好きなロッキー2を相手の了承を得ずに見に行きますか?」と聞きたいです。
「いや、オレは自分の好きなロッキー2を相手が何と言おうと見に行くね!」という方は、あなたのことを受け入れてくれるエイドリアンが見つかるまで、ガチャを弾きまくるといいと思います。
まずはインプットありき、それをした後に自分をどう出していくかを考えればいいと思います。
ここまで読んで、そんなことはわかっている!でも、忙しすぎてできないんだってば!という方、たくさんいると思います。
次にインプットを邪魔している要素について紹介します。
インプットの時間を確保するために必要なこと
インプットの時間を確保するためには、以下のことを注意すればいいと思います。
- どの業界にするかを早めに決める。
- エントリーする段階で数を絞る。
まずは「業界」について。
僕の失敗はコレでした。
業界を絞り切らなかったこと。
理系の大学生の方は、大学の研究と同じベクトルの会社に進むことが多いと思いますが、こちとら遊んでた商学部生。
営業職としか決めていなかったせいで、選択肢が広すぎて迷いまくりました。
2週間の間に、テレビ局とキーエンスと不動産会社とIotのスタートアップの面接を立て続けに受けたことがあったのですが、どれも中途半端で消化不良に終わりました。
なにせ、業界研究をしている暇がない。
せめて、同じ業界だったら1社目の説明会や面接でゲットした知識を持って2社目に挑むことができたので違ったでしょうが・・・。
なので、まずは自分がいきたい業界はどこなのか、それだけはしっかりと考えた方がいいと思います。
そのための自己分析です。
自分が何に対して喜びを感じるか、どのようなことを嫌だと感じるか、どんな人生を送りたいのか、それらを踏まえてまずは業界を決めましょう。
次に「エントリー数」について
エントリー数はある程度絞るのをオススメします。
マイナビやリクナビなどの媒体が一斉エントリーをさせようとするのですが、やらない方がいいです。
なぜなら、管理ができなくなるから。
ここでいう管理とはスケジュール管理だけではなく、インプットをしっかりしてしっかりとした履歴書とエントリーシートを出して、面接に向けて準備することです。
手書きをさせない文化が広まっているとはいえ、まだまだ時代遅れの会社はありますからね。
昔、サークルの先輩が「まずは100社エントリーしてスタートだね。」と言っていたのを思い出すのですが、あれは本当に余計なアドバイスだったなと思います。
まずは行きたい業界に絞ってエントリーしてみましょう。
どうやってインプットをするのか、
1社あたり、そこまで時間をかけられないので、以下のような方法をオススメします。
- Wantedly上の情報を見る
- 企業名をgoogleで検索して上位の記事と最近の記事を見る(タイトルだけでもいい)
- 企業名をはてなブックマークで検索して上位の記事を見る(こっちはちゃんと読んだほうがいい)
- PR Tableの記事を読む
はてなブックマークの説明は省きますが、探すと過去に話題になった記事を探せるのでとても重宝します。
使い方はキャプチャー画像の手順でやれば大丈夫だと思う。
(できなかったらコメントなりで教えてください)
ブックマーク数500以上にしたり、期間指定することで、最近バズった記事を検索することも可能なので知らない人は是非。
はてブのコメントは温かいものから過激なものまで色々。
「運動瞑想睡眠野菜350g」というネタを楽しめるようになったら、君もはてブ民だ!
PR Tableは企業を丁寧に紹介しているサイトというイメージ。
普通に読んでても面白い。
結構Wantedlyにない情報も載ってたりするので、本命の企業を受けるときにはここまでチェックするといいですね。
Wantedlyを使った就職活動については以下をご覧ください。
shigemichi-maeda.hatenablog.com
最後に
「誠意」が相手に届くことは稀であるが、自分に届かないことは決してない。
この言葉が僕は好きです。
僕は2回目の転職の時には30枚のスライドを作っていきました。
インプットした内容と志望動機で30枚です。
未経験だけど、この仕事がしたいとアピールして、内定をいただきました。
もしかしたら、就職試験の場では、やりすぎなくらいがちょうどいいのかもしれません。
他の人は「ガクチカ」で差をつけようとするところに、深い考察をふまえた「志望動機」で一撃をくらわしてやりましょう!
皆さまの就活がうまくいくことを願っております。
それではまた。