マエダシゲミチの日記

30歳 Webディレクター 東京なう

セルフレジ(自動レジ・無人レジ)は、日本の働き方について考えるいいきっかけになる

ルフレジ(自動レジ・無人レジ)は、日本の働き方について考えるいいきっかけになる

こんにちは。 マエダシゲミチa.k.aだーまです。

最近増えましたよね、セルフレジ(自動レジ・無人レジ)。

家の近くの西友では8台のセルフレジ(自動レジ・無人レジ)を2人で回しているので、

6人分人件費が浮いて、単純に凄いなと思います。

(2人はプールの管理人みたいな感じ。将来的には必要なくなるのでは。)

こちら側の手間もほとんどなく、むしろ自分でやった方が早いのでは!?とすら思ってしまいます。

飲食店用の予約管理サービスを展開しているTORETAさんが「銀行ATMを使える人なら問題なく使えるレベル」を標語として掲げていますが、そのレベルに達していると思いますね。

とにかく、素晴らしい。

フロア誘導シール 病院用四角(大) セルフレジはこちらです 550×400mm

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 最近はコンビニでもセルフレジ(自動レジ・無人レジ)が置かれています。

僕の職場の近くファミリーマートもこんな感じです。

 

ただ、一方でセルフレジ(自動レジ・無人レジ)に反対する人もいるようで、このような意見もあります。

togetter.com

 

要するに、「人の温かみ」「誠意」が薄れてしまうのではないか?という考えです。
(本当はセルフレジの使い方がわからんだけでは?と思うのですが。)

今日はこれに対して、反対意見を述べたいと思います。

 

店側に求める誠意とはなんなのか?

まず、店側に誠意を求めるのを止めましょう!というつもりはありません。

ただ、店側に求めているのは「レジでの会話なのか」それとも「安くて美味しい食材なのか」ということです。

 

スーパーマーケットが「安くて美味しい食材」をどうやって実現しているか。

これはいろいろな要因を積み重ねた結果でしょう。

その中に当然、人件費のコストカットは含まれます。

だから、明らかに金銭的なメリットのあるセルフレジ(自動レジ・無人レジ)への批判は、経営努力への批判になるのではないでしょうか。

 

有人レジで高い店とセルフレジ(自動レジ・無人レジ)で安い店だったら、おそらくセルフレジ(自動レジ・無人レジ)の方が選ばれます。

それをしないという方だけ、セルフレジ(自動レジ・無人レジ)に石を投げなさいとイエスも言うでしょう。

 

おもてなしの心という言葉が日本人を縛っている

外国人が日本に来て「日本のレジの対応の良さに驚く」という、話がありますよね。

月に1回くらいどこかのテレビ局が放送しているんじゃないでしょうか。

ただ、海外ドラマを見ていると店員さんが座ってレジ打ちをしているんですね。

しかも、めちゃくちゃぶっきらぼう

最初に見たのは、たぶん中学生の時だと思いますが、とても驚きました。

これでいいじゃんって。

 

僕の住んでいる中野のコンビニは、3割~5割くらいの店舗で外国人の方がレジの対応をしています。

個人差はありますが、過剰な接客はなく非常に事務的な印象を受けます。

ただ、これに対する不満はありません。

むしろ、自分がレジに対してとくに何も求めていないことがわかりました。

 

おそらく「おもてなしの心」とかいう言葉に縛られているのは自分たちです。

丁寧な対応は、日本人の美徳だとは思いますが、それで自分たちが苦しむのであればも

う一度基準を見直すべきです。

 

最近、券売機で食券を買い、水をセルフサービスでくむラーメン屋が増えた気がしますが、そんな世の中でまったくかまいません。

問題はラーメンが安くて美味しいか、否か。

サービスでいえば、食べ終わった後に「ありがとうございましたー。」とひとこと言えば十分です。

客と店員の接触回数が増えれば増えるほど、それは人件費の増加につながり、経営を圧迫します。

タッチパネルで注文する居酒屋が普及することで、居酒屋の労働時間の問題が解決するのであれば、こちら側が適応すべきです。

 

対面のコミュニケーションでなくてもいいのでは?という問い

電話がメールやチャットに置き換わったタイミングで、「皆が対面のコミュニケーションでなくてもいいのでは?」と気づき始めましたよね。

仕事の面でも、対面や電話だとログが残らず、相手の時間を奪うという考えのもと、チャットワークやslackを使う企業が増えました。

そうやって合理化して、皆で便利な方向にいこうというのは尊い考え方だと思います。

欧米には欧米の良いところがあり、日本には日本のいいところがあります。

ただ、レジについては欧米の考えの方が現代に合っているのではないでしょうか。

過剰な接客を求めることはむしろ悪だという認識が広まらないと、皆が働きにくい世界が出来てしまいます。

そのため、店長などの責任者は、過剰な接客を求める客にNOとはっきり言う必要があります。

 

ルフレジは、日本人の接客について考えるいいきっかけになるのではないでしょうか。

技術の進歩に合わせて、現場が変わるのであれば、我々消費者側も変わらないといけないので。

 

最後に

そんなことを考えながら、僕は今日も西友で買い物をしています。

なんだかんだ、西友は安い。

この安さを維持してもらうためにもセルフレジは必要です。