マエダシゲミチの日記

30歳 Webディレクター 東京なう

京極さんが人間辞めてた…! 劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』感想 

【ネタバレあり】劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』感想です。

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

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こんにちは。

マエダシゲミチa.k.aだーまと申します。

ざっくり自己紹介すると、30歳のポケモントレーナー、好きなポケモンユキノオーライチュウ

一応仕事の話をすると、東京のWeb系の制作会社勤務、専門はコンテンツ制作です。

 

「紺青の拳」見てきました。

キッドの映画って、あまり面白くないといわれますが、今回のは当たりでした。

感想を書いていたら6,000文字を超えてしまったことから、内容がぱっつんぱっつんに詰まった映画だと、言えるでしょう。

一言でいうと「恋愛要素が追加された、ジャッキーチェンの映画」。 

推理要素はあんまりないハチャメチャエンタメ映画でした。

※ここから先はネタバレを当然のように含みますが、今回のコナンは推理要素があまりないので、読んだ後に映画を見ても楽しめると思います。

 

開始3分以内の爆破

とりあえず爆破、でおなじみのコナン映画。
「紺青の拳」もつつがなく爆破しました。

流石です。

爆破シーンの臨場感を味わうためだけに劇場に行っているといっても過言ではないので嬉しかったです。

 

「あはっ、さっそく爆破した☆彡」

 

みたいな。

地下の車を爆破するというコナンの映画の中では比較的おだやかな爆破から始まり、最後の局面では「ホテル爆破で傾いたステージをいかに征すか」という格闘パートまであって、爆破マニアにはたまらん展開でしたね。

 

序盤ホラー

コナンの後ろを蘭ちゃん(に化けたキッド)が追いかけてくるシーン、怖くなかったですか?

ひぐらしのなく頃に」を彷彿とさせる、

 

ひた・・・ひた・・・

 

という足音からの青鬼のような蘭ちゃんの顔。

子供泣いちゃわない?

僕はおしっこちびりました。

 

コナンが浅黒い理由は?

シンガポールに行ったコナンが、まるで2COMの色違いのごとく色黒になっていたのですが、その理由が一切明かされませんでしたね。

新一(キッドが変装している)や蘭、その他の人物はそんなことないのに、コナンだけが南国バージョン。

 

なぜ・・・?

 

「コナンに似た誰か」パターンかと思ったが違った。

ちなみに高山みなみさんも頑張って声色を変えてはいたが、どう聞いてもコナンだった。

 

コナン海外行けるんか?

今回舞台がシンガポールだということで、みんなこう思ったはず。

 

ん?コナン海外行けるんか?と。

 

てっきり博士のテクノロジー的なもので何とかすると思いきや、キッド側のテクノロジーでなんとかしちゃいましたね。

コナンの体重は18kg。
今回利用したシンガポール航空は、エコノミーでも30㎏までなら預けられるとのことなので、そこのところは問題ない。


ちなみにファーストクラスなら50kgまでOK。
こんなところでも差があるんですね。

 

江戸川コナン - Wikipedia

シンガポール航空

 

キッドに帰宅まで面倒を見てもらう必要があるから、協力せざるを得ないというパワーバランスが良かったですね。

 

キッドを助けるために、京極さんに向かってキック力増強シューズを使ってサッカーボールを蹴るコナン。

 

あのシーン滅茶苦茶よかったです。

コナンがやってること完全に狙撃ですもん。狙撃。

異次元のスナイパーでしょ、あれ。

 

オープニングが完全に格闘Z

ポケモンが好きな人にしかわからんと思うけど一応記載。

最初の「オープニングムービー」で格闘Zに似た描写があって笑ってしまった。

拳がドスドス入るところが、まんますぎて笑った。(参考動画の2分50秒くらいのところ)


ポケモン サン ムーン Z技 全18種 All Z-Moves! 【メイルス】

ってか、今回のオープニング、いつもの「俺の名前は高校生探偵の工藤新一、幼馴染の蘭と遊園地に・・・」の下り、なかったよね?

あったっけ?

 

書きたいシーンありき

いいシーンはたくさんあった。

が、あまりにもそのシーンに向けて動きすぎではないか!?と思った。

面白いからいいけど。

 

キッドに銃弾が当たったシーンは、さすがに笑ってしまった。

まず、キッドが空に逃亡しても、まったくと言っていいほど警察を巻き切れてないことがひとつ。

次に、今までどんな狭い箇所で撃たれてもスルーしてたにも関わらず、だだっ広いところであっさり当たってしまうこと。

最後に、キッドはその銃弾で右腕を負傷するも、その後に全く影響がないこと。

 

基本的にこういう映画の銃弾は当たらない。

当たるとしたら神(脚本家)が当たると決めた時なのだ。

 

おっちゃん飲み過ぎ

今回おっちゃん酒飲んでばっかりだったよね。

酒は飲んでも飲まれるなという教訓のために存在するキャラだった。

 

飲酒からの遅刻。

飲酒からの眠りの小五郎のコンボは笑った。

 

次回以降もうちょっといい扱いにしてやってくれ。

 

レオンのセリフ「オーラを感じない」扱いは終盤への布石か!?と思ったらそんなことはなかった。

しかも基本1人で行動しててなんかかわいそう・・・

知名度先行型ピエロ、ピエロンリーだった。


【九城伸明】ピエロンリー Official Music Video

 

京極確定演出

怪盗キッド×京極真×工藤新一が三つ巴と銘打たれた本作だが、京極VSキッドはほんの少しだけ。

三つ巴ではなく、正確に言うと3人が共闘して、レオンを倒すという話だ。

共闘についても、共通の敵がいるからたまたまそうなったというだけ。

はっきりと3人集まって円陣組んで「やるぞ!おおおお」みたいなことをやらないので、ここら辺のイチャイチャを期待した人は消化不良だったのではないか。

個人的には京極さんは完全に警備側に回って、キッドやコナンからお宝を守ってくれる構図の方がよかった。

 

・・・そんなことより京極確定演出だ、話したいのは。

 

最終局面で、キッドandコナンがレオンを処理して、京極がヘッズリ・ジャマルッディンという絶対覚えられない名前の空手家とバトルをする。

とどめとして京極が赤いオーラを出しながら、ハンターハンターのゴンのジャジャン拳を思われる一撃を繰り出したその演出が・・・

 

どう見てもパチンコの確定演出だった!

 

滅茶苦茶熱いのだが、いくらなんでもやりすぎで笑ってしまった。

「うぉりゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」っていう時間の長さが完全にパチンコのあれ。

CR名探偵コナンの京極スーパーリーチだった。

なんなら映画館でも若干笑い声が聞こえてたし、シュールさにあふれていた。

 

テニスの王子様の真田弦一郎が、一介の高校生にも関わらず、ワンピースの黄猿ドラゴンボールゴテンクスと並んで「速さランキング」に名を刻み話題になった。

それを思い出させる京極の強さ。

もはや人外。

孫悟空範馬刃牙と戦うべき強さだった。

 

ただ、メンタル弱すぎ。

カブトボーグの天野河リュウセイさんを思わせる豆腐メンタルに、絶句する私。

呂布カルマとラップバトルしたら、1バース持たずにクリティカルで負けでしょ・・・というくらい精神攻撃に弱かった。

ここら辺も展開のためにキャラが動かされている感があったんだよなぁ。

なんで敵がくれたミサンガつけてんねん。

 

ガバガバ水攻め

序盤にキッドが水攻めにされて流されるもあっさり生き残るじゃないすか。 ぬるいっ!と声を上げてしまうほどに。

ワンピースのオマツリ男爵でもそうだったが、悪役は溺死をさせるのに抵抗があるんだろうか・・・。 

秘書や美人弁護士は殺すが、怪盗は水遊びですませる。

なぜ?

 

河北さんを棒演技と言ってけなすやつはわかってない

河北麻衣子さんが秘書の役をやっていたが、最初は普通に聞けました。

ただ、途中から違和感が・・・。

 

あれ?

英語に比べて日本語たどたどしくない? 

 

それもそのはず。

調べたら彼女、アメリカ生まれのネイティブなんですね。 

日本語の演技がぎこちなくて、英語は流暢っていう状態になってて、めちゃくちゃ面白かった。

 彼女が演じたのがシンガポール人なので、日本語の不慣れさみたいなのが、声優の慣れてなさのおかげでめちゃくちゃ出てた。 

これ、なんていうんですか。 

災い転じて福となす?

ビギナーズラック? 

11人目のストライカーのヤットとは違う目線で面白かった。 

声優ネタも楽しめるのがコナンよね。

 

アガサ博士のクイズ、考えたかった

博士クイズは、コナンの映画の様式美。

わかりそうでわからないダジャレクイズを出してくる。 

毎年答えを考える時間があるのだが、今回は考える時間がまったくなかった。

 

 「灰原とコナンが薬の話をする必要がある」

→「少年探偵団が出せない」

→「回答者がコナンと灰原だけ」

→「博士がクイズを出し終わるのと同時にコナンがドヤ顔で回答」 

 

回答時間が怪盗されるという負のスパイラルが起きていた。

僕は悲しい 。。。

改善を求めるぞぉ~。

 

恋愛要素がいいアクセントだったと思う

今回は「から紅」の方が、脚本を担当している。

そのため、恋愛要素が強め。

ちょうど本編でも新一と蘭が付き合いだしたということで、2組のカップルができていました。

僕は本編を見ておらず、ネットニュースでそれを知った口なので、蘭から普通に「私たちつきあってるんだからね♪」というセリフが発せられるのにビックリ。 

うわっ、昨日までなんともない感じだったのに、いきなり彼女面しだすやつだ・・・!と思い、学生時代を思い出しました。

 

「安室の女たちはそれを望んでいるのか?」

「灰原さんの方が・・・。」

 

とも思いましたが、作者の意向は絶対。 

 

園子がキッドを誉めまくって、京極がジェラシー爆発させるところも面白かった。 

キッドVS京極って園子の取り合いで始まるの?と思ったもんね。

 

京極の予選での相手ぶっ飛ばし事件

空手大会の1回戦、相手をコート(リング?)の外までぶっ飛ばす描写があるんだけど、20メーターは軽くぶっ飛んでた。

今年30歳の僕は「柳田理科男先生、出番ですよ!」と思いながら見ていた。

 

 

蘭ちゃんのレベルで都大会レベルwwwみたいなネタが昔あったが、たしかに世界レベルとは差があるなーと思ったよ。

 

犯人のスーツケース調べてや・・・。

今回は怪盗が探偵をスーツケースにいれてシンガポールに入れて運び、犯人が被害者をスーツケースに入れて運ぶ変な映画だった。

ただ、気になる点が一つ。

 

第一発見者の持ち物を警察がスルーするなんてありえる?

 

これですな。 

終始シンガポール警察がザルに描かれていた。 

 

カタコトの英語マキバオー世界線

全編通じてみんな英語しゃべってるんですよ、シンガポールだから当たり前なんですけど。 

んで、なぜかみんな日本語が堪能。

だから、英語で話し始めてしばらくすると日本語に切り替える。

だったら最初から日本語で全編しゃべればよくね?と。 

ジョディとジェイムズだって日本語でしゃべってなかったっけ?

 

バチェラーで見たやつだー

バチェラー

 1人の男性をめぐって女性がバトルロワイアルを繰り広げる。 

バチェラー見たことないって人はアマプラでシーズン2から見るといいよ。

毎話ごとに推しが変わる、すばらしいコンテンツとなっておりますので是非。 

 

話を戻して、そのバチェラーのシーズン2の途中からシンガポールに行くんですよ。

その時に今回コナンで出てくるホテル(モデルになったホテル)が出てくるんですけど、本当によく再現されてるなと思ってテンションが上がりました。 

多分、他のシーンで映っているシンガポールの街並みもきっとちゃんと再現されてるんだろうな・・・。 

素直に「そうだ、シンガポールに行こう。」と思った映画でしたね。

 

血を吐くマーライオンが合図とかいうやつ

さんざんここまで書いてきて思ったが、本当に今回は思い出せるシーンが多い。

その中でもインパクトがあったのが、血(赤い水)を吐くマーライオン

これが、海賊への合図だったんだ!と言われても「???」って感じでした。

撮りたいシーンを撮ったんだなと。

 

タンカーがベイエリアに行くと言われた時の違和感

タンカーが最初ベイエリアに向かっていると聞いて僕は思いました。

あれ?蘭ちゃんがいるホテルに行かないの?

コナンの「らーーん!!」が聞けないの?

 

予想通りそんなことはなく、ちゃんと進路を変更して蘭がいるホテルに向かってくれた。

 

そして「らーーん!!」がちゃんとあった。

様式美。

他のコナンであって、今回なかったシーンは「スケボー」と「後付け回想ねじこみ」くらいかな。 そういう意味でも、メタ視点で見れば100点の映画だった。

 

意地でも安室を出さない姿勢

「安室の女」たちが顧客としている以上、マーケティング的な事情で登場すると思いきや、まったく出なかった。

 

大人の余裕を感じた・・・! 

 

僕にその決断ができるだろうか、できないなぁ。

 

犯人逮捕の描写なし

敵を倒してEND!!的な展開で、犯人が警察に逮捕されたかもよくわからん。 

今回の映画は「アクション6 恋愛3 推理1」みたいな配分でとにかく推理ものとは呼べない出来。 

ひとことでいうと「恋愛要素が追加された、ジャッキーチェンの映画」だった。 

格闘×恋愛×コメディー・・・らんま1/2じゃん!!

同じサンデーの先輩に感化されてしまったのか!?

 

メシの描写なし

京極が「園子さん、チキンライスとスイカジュース美味しかったですね」とか言ってるんだが、飯のシーンがなくて残念だった。

 ってか、チキンライスって言われたらオムライスの中に入ってるケチャップライスを想像しちゃわないか? 

多分カオマンガイの事だと思うんだけど、使えない理由でもあるんだろうか。 

わかりやすさを優先したんだろうか? 

それにしては小五郎は聞いたことない酒飲んでたしなぁ・・・。と思う。

 スイカジュースってそんなにメジャーなのかなとと思い、検索するとめちゃくちゃ出てきた。 

『シンガポール 食べたもの編』シンガポール(シンガポール)の旅行記・ブログ by まんださん【フォートラベル】

 

夜景とキッドの相性の良さはあるが機動力が上がったせいでドキドキしない

今回キッドの装備の変化として、パラグライダーに強力な動力がついたことがあげられる。

ちょっと記憶があいまいなのだが、おそらく今までの装備だと今回のように地上から空に逃げることはできなかったんじゃないだろうか。

ポケモンのマダドガスのように煙幕をはって、その隙に逃走!がいつもの流れだった・・・よね?

 

ただ、今回機動力が上がりすぎたせいで、緊張感がない。

いざとなったら空に逃げればいいんだろ?的な目線で見てしまう。

ただ、キッドの飛行能力が上がったおかげで、シンガポールの夜景を堪能できたのが良かった。 コナンが「なんでこいつと夜景見なくちゃいけねんだ?」みたいなことを言ってるシーンがあって、面白かったわ。

母親と一緒にスパイダーマンを見に行った時に、「このスパイダーマンがビルの間を糸で飛び回るやつ、ずっと見てられるなー」と言ってたのを思い出した。

 

 

林修の存在感

出るって事前に知らなかったが、一発で分かった。

良い声してるよね、この松井オタのイチアンは。

 

変装する人を限定するという考え方

今回のコナンで一番感心したのはコレ。

 

キッドはその場にいない人に変装する

だからこの場から秘書を遠ざけて秘書に変装させる

 

このロジックには感心した。 盲点を突かれた気持ち。 キッドが誰に変装してくるかわからないというのが、キッドを捕まえにくい理由。

これの対策をしてくるとは・・・レオン、あなどれない。

 

防犯カメラをハッキングとかいうやつ

防犯カメラがあるからキッドが侵入しても大丈夫です!!!みたいな下りがあって、「うわぁどうするんだろ??」と思わせてからのハッキングによる突破!

おいおい。

 

髪おろした園子、うーん…

可愛い!!!けど、あの髪型だからこそ園子だよなとも思う。 というか、それまでの園子の言動が割とアカン感じなので、永遠のプラマイ0くらいな感じだった。

 

最後に

メタ視点で見れば最高のエンタメ映画でした。

ゴールデンウィークに映画見たいなぁって人はぜひ見てみてください。

ちなみに他の方の感想もめちゃめちゃ面白いのでチェックしてみてください。

ではでは!

 

 

 

 

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