マエダシゲミチの日記

30歳 Webディレクター 東京なう

怪奇!YesどんぐりRPG の2018年の漫才が好き

怪奇!YesどんぐりRPG の2018年の漫才が好き

まず、「怪奇!YesどんぐりRPG」とは、ピン芸人が3人集まったユニットです。

それぞれがとても面白いピン芸人なのですが、3人集まった時の破壊力がすさまじく一目見てファンになってしまいました。

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(左から Yes!アキト、どんぐりたけしサツマカワRPG

 

ぜひとも彼らのネタを見ていただきたいのですが、M-12018の3回戦でやった漫才を公式が消しちゃってるので、彼らがYOUTUBEにアップしたものをご覧いただければと思います。

 


【漫才】怪奇!YesどんぐりRPG

 

この動画はちょっと走っちゃっているんですけど、終わり方以外はほぼ一緒。

 

2018年は霜降り明星M-1優勝したんですけど、僕は一年を通してこのネタがぶっちぎりで面白かった。

冗談じゃなく、1か月くらいは1日最低5回見る生活を送ってました。
怪奇のM-12019年のネタも面白いんですけど、2018年のネタはちょっと格が違うなと思います。

 

怪奇!YesどんぐりRPG の2018年の漫才のどこが面白いのか

この漫才といってもいいのかわからない”何か”、どこが面白いのか。
説明しましょう。

1.M-1の予選に出てきたこと

みんな普通の漫才している中でイージードゥダンサーズ怪奇だけ、完全に浮いてて面白い。
毎年一番ウケて3回戦でキチンと落ちる。
3回戦で落ちて残念と思う気持ちもあるけど、3回戦で落ちるのがいいという二律背反状態なのだ。

 2.構成がちゃんとしている

色物のように見えてめちゃくちゃ構成がしっかりしている。
これは、2019年に決勝に行ったすゑひろがりずにも言えますね。
漫才としてレベルが高い。

最初は、どんぐりたけしのパートに対して何も思わないが、繰り返しているうちに期待してしまう。
次はどう来るんだろう??のワクワク感がすごい。
この、交代で一発ギャグを繰り返すプレーヤーチェンジシステムだけでも一個の型として素晴らしい発明なのに、それをフルに生かしているんですよね。

 

プッチモニの曲で「恋という字を辞書で引いたぞー。あなたの名前、そこに足しておいたぞー。」って歌詞がありましたね。

僕は「天丼という字の横に怪奇!YesどんぐりRPG」って足したいなって思ってしまうほど完璧な天丼。

3.YESアキトが単純におもしろい

どんぐりたけしが注目されがちだが、見てほしいのは赤い服のYes!アキト。
今最強のピン芸人は、Yes!アキトだと思って2年くらいたちましたが、一向にR-1の決勝の舞台にあがることができませんね。
予選の審査員は何をしているのでしょうか。 

 

皆さんが知らないであろうYes!アキト。
彼のギャグのすばらしさを知っていただくために、まずは公式チャンネルのこの動画を見てみてくださいな。

 


【Yes!アキト】高画質なギャグ集

 

↑なぜか高画質であることをアピールしてるところが狂ってて好き。

 

打率が異常に高いところとか、小太りの体系で意外と機敏なところとか好きなところを挙げればキリがない。

そんないいところの中で僕が推したいポイントは、Yes!アキトの一発ギャグは2コマ漫画っぽいところ。
新しくて好きだなと思います。

 

個人的な意見ですが、普通一発ギャグって、オチのみのパターンが一般的だと思うんですよ(FUJIWARA原西とか、COWCOW多田とか)

そこがイマイチ面白くないなと思っているところなんですが、Yes!アキトはちゃんと自分でふって自分で落とす。

すごい。

 

上にあげた動画の「金色の赤ちゃん」のやつとかは、僕の考えるYes!アキトのいいところが出まくってると思います。

 

1コマ目(フリ)

カンカンカーン カカカ カンカンカン カカカ と 歌いながら 左手に何かを持ち、右手で何かをたたいている激しめの動き

2コマ目(オチ)

金色の赤ちゃーんといいながらゆったりとした横の動き

 

まず、1コマ目を見て観客は「???」ってなるわけですよ。

  • カーンカーンカーンって何?
  • その動き何?
  • そのリズムどっかで聞いたことあるけど思い出せない・・・

ここから2コマ目で一気に謎が解ける。

  • カーンカーン → 金色の赤ちゃんをたたいてたからなんだ!(意味不明ですが)
  • 動き → 左手で抱いて、右手で叩く動作なんだ!
  • リズム → 「こんにちは赤ちゃん」の前奏かぁ・・・!

みたいなカタルシス、アハ体験、その他もろもろが突き抜けるわけですわ。
さらに言うと、1コマ目は縦ノリで激しめ、2コマ目は横ノリでおとなしめ、という緩急もあってすごい。
もっと言うと、「こんにちは赤ちゃん」と「金色の赤ちゃん」のもじりの上手さもすごい。

 

ひとネタの中の緩急、ミクロの観点での緩急もすごいのだが、ネタ時間全体を通したマクロの観点での緩急もすごい。
彼の代表的なネタであるダブルパチンコ。
ダーブルパチンコって叫びながら、手を両手をひねるだけなんだが、さんざん上手さを見せつけられた後だと、その単純さにやられる。

 

今一番ライブを見に行きたい芸人さんだなと思ってる。

 

最後に

余談だが、青い服着たサツマカワRPGは歯のマンガ愛好者だから前から応援していました。

 

 

このブログを書くにあたって調べてみたら、なんと明治大学の同期であることが判明!!(学部は違うけど)
おいおいって感じ。
メッチャ応援するんで、今後も頑張ってほしいですね。